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吹き抜けのあるリビングの音対策!設計と住み方で快適な空間を実現

吹き抜けのあるリビングは、開放感や採光に優れ、住む人の心を躍らせる魅力的な空間です。

しかし、同時に音が響きやすく、生活音を遮りにくいという側面も持ち合わせています。
リビングの音声が2階に響いたり、逆に2階の音が1階に聞こえたりするなど、音の問題は快適な暮らしを阻害する可能性も孕んでいます。
せっかく吹き抜けのあるリビングを実現したのに、音の問題で快適性が損なわれてしまっては、せっかくの理想の空間も台無しです。

そこで今回は、吹き抜けのあるリビングの音対策について、設計段階でできる工夫と、住み方による工夫に分けて解説していきます。
音の悩みを解消し、快適な生活空間を実現するためのヒントを手に入れて、吹き抜けのあるリビングでの暮らしを存分に楽しんでください。

□吹き抜けのリビングの音が気になる?その原因をチェック!

吹き抜けは、開放感と採光を同時に叶えることができる魅力的な空間設計ですが、同時に音が響きやすく、生活音を遮りにくいというデメリットも持ち合わせています。

*音の伝わりやすさ

吹き抜けは、天井がないため音が直接2階に伝わりやすく、また、空間全体で音が反響しやすいため、通常の部屋よりも音が大きく聞こえてしまいます。

*音の遮断の難しさ

吹き抜けは、壁や天井がないため、音を遮断するものが少なく、リビングの音が2階に響きやすく、逆に2階の音が1階に聞こえやすくなってしまいます。

*生活音の大きさ

吹き抜けのリビングでは、会話やテレビの音、子どもの遊び声など、生活音が通常の部屋よりも大きく聞こえてしまうことがあります。
特に、2階に寝室がある場合、リビングの音で寝付けない、睡眠の質が低下するといった問題に繋がることがあります。

*音の反響

吹き抜けの空間は、壁や天井が少ないため、音が反響しやすく、小さな音でも大きく聞こえてしまうことがあります。
特に、硬い素材でできた床や壁は、音を反射しやすく、音の響きが大きくなってしまいます。

□吹き抜けの防音対策!設計段階でできる工夫とは?

吹き抜けのリビングの音対策は、設計段階で行うことで、より効果的に音の響きを抑制し、快適な空間を実現できます。
設計段階での音対策は、後から手を加えるよりも費用対効果が高く、住み心地を大きく左右する要素です。

1:腰壁に建具を取り付ける
吹き抜けの腰壁部分に建具を取り付けることで、音の伝わりを抑制できます。
建具は、スライド式や折れ戸式など、様々なタイプがあり、空間の用途やデザインに合わせて選べます。

2:天井材に吸音材を使用する
天井材に吸音材を使用することで、音の反響を抑え、音がクリアに聞こえるようにします。
吸音材には、グラスウールやロックウールなど、様々な種類があり、それぞれに特徴があります。

3:2階の部屋の壁の防音性能を高める
2階の部屋の壁の防音性能を高めることで、リビングの音を遮断できます。
壁の防音性能を高めるには、遮音シートや吸音材を貼り付ける、二重壁構造にするなどの方法があります。

4:床材に防音効果のある素材を使用する
床材に防音効果のある素材を使用することで、床からの音の伝わりを抑制できます。
防音効果のある素材には、コルクタイルやカーペットなどがあります。

5:窓ガラスに防音効果のあるガラスを使用する
窓ガラスに防音効果のあるガラスを使用することで、外部の音を遮断できます。
防音効果のあるガラスには、複層ガラスや防音ガラスなどがあります。

6:間取りを工夫する
間取りを工夫することで、音の伝わり方を変えられます。
例えば、リビングと2階の部屋の間に廊下を設ける、リビングと寝室を離すなど、音の伝わりを考慮した間取りにすることで、音の問題を軽減できます。

□住み方でも変わる!吹き抜けの音対策

吹き抜けのリビングの音対策は、設計段階での工夫だけでなく、住み方でも効果的に行えます。
住み方による音対策は、設計段階での対策と比べて、費用をかけずにできるため、手軽に試せる方法です。

1:生活音を意識する
生活音を意識することで、音の響きを軽減できます。
例えば、テレビの音量を下げる、会話の声を小さくする、子どもが走り回らないように注意するなど、ちょっとした工夫で音の問題を改善できます。

2:音の発生源を特定する
音の発生源を特定することで、適切な対策を行えます。
例えば、キッチンからの水音、リビングからのテレビの音、子ども部屋からの騒音など、音の発生源を把握することで、より効果的な音対策を立てられます。

3:家具の配置を工夫する
家具の配置を工夫することで、音の反響を抑制できます。
例えば、ソファやカーテンなどの吸音効果のある家具を配置することで、音の響きを軽減できます。
また、壁に絵画やポスターを飾ることも、音の反響を抑える効果があります。

4:インテリアの素材を選ぶ
インテリアの素材を選ぶことで、音の響きを調整できます。
例えば、木製の家具は、金属製の家具よりも音が響きにくいと言われています。
また、布製のソファやカーテンは、吸音効果が高く、音の響きを軽減できます。

5:グリーンを取り入れる
グリーンを取り入れることで、音の響きを軽減できます。
植物は、音の吸収効果があるため、吹き抜けのリビングにグリーンを取り入れることで、音の響きを抑え、より快適な空間にできます。

□まとめ

吹き抜けのあるリビングの音対策は、設計段階での工夫と、住み方による工夫を組み合わせることで、より効果的に音の響きを抑制できます。
設計段階では、腰壁に建具を取り付けたり、天井材に吸音材を使用したりするなど、音の伝わりを遮断する対策を検討しましょう。
住み方では、生活音を意識したり、家具の配置を工夫したりするなど、音の響きを抑える対策を心掛けるようにしましょう。
これらの対策を参考に、音の悩みを解消し、快適な生活空間を実現してください。

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