
日本の家づくりの主流「在来工法」とは
日本の木造住宅で最も多く採用されている建築方法が「在来工法(木造軸組工法)」です。
柱や梁、土台といった“軸”で建物を支える構造で、自由度の高い設計ができるのが特徴です。
一方で、「ツーバイフォー工法との違いは?」「浴室まわりの耐久性は?」と疑問を持つ人も少なくありません。
一級建築士が設計・監理を担う【有限会社 野口住建】では、在来工法の強みを活かしつつ、高断熱・高気密×耐震等級3相当の性能を備えた高品質な住まいを提供しています。
1. 在来工法の基本構造|木造軸組工法の仕組み
在来工法は、日本の伝統的な建築技術を継承した構造で、柱・梁・土台などの軸材によって建物を支えます。
これらを「筋交い(すじかい)」や「構造用合板」と組み合わせることで、地震や風に強い安定した構造を実現します。
軸で支える構造のため、間取りの自由度が高く、大きな窓や吹き抜けを設けるなどデザインの幅も広がります。
野口住建では、この伝統構法をベースに、構造設計と断熱設計を一体化。耐震等級3相当の強さと、断熱等性能等級6相当の快適性を両立させた家づくりを行っています。
2. ツーバイフォー工法との違いと見分け方
構造の違い
- 在来工法:柱と梁で建物を支える「軸組構造」
- ツーバイフォー工法:壁面で建物を支える「面構造」
在来工法は軸で支えるため、間取りの変更や開口部の設計が自由。
ツーバイフォーは構造的な強度は高いものの、壁の位置に制約が生じやすく、リフォーム時の変更が難しい傾向にあります。
見分け方のポイント
在来工法は構造の一部に柱や梁が見える場合があり、設計変更にも柔軟。
一方、ツーバイフォーは均一な壁パネル構造のため、室内に柱が露出することはほとんどありません。
設計の自由度
在来工法では、窓の位置や部屋の広さ、天井の高さまで細かく調整できます。
野口住建では、一級建築士が住まい手の要望をもとに**「暮らしに合う構造設計」**を行い、ツーバイフォーでは難しい採光や通風、スキップフロアなどの設計も実現しています。
3. 在来工法のメリット
① 設計の自由度が高い
在来工法最大の強みは、ライフスタイルに合わせて自由に設計できる点です。
平屋・2階建てはもちろん、スキップフロアや吹き抜け、ビルトインガレージなどにも柔軟に対応できます。
野口住建では、施主の理想を一級建築士が直接ヒアリングし、デザインと性能を両立するプランを提案しています。
② メンテナンス・リフォームがしやすい
柱や梁を独立して補強・交換できるため、リフォームや増改築にも対応しやすいのが特徴です。
将来的なライフステージの変化にも柔軟に対応できる構造です。
③ 通気性と快適性を確保しやすい
構造的に空気の流れを確保しやすく、湿気がこもりにくい点もメリットです。
野口住建では高断熱・高気密化と同時に、計画換気システムを設計段階で検討し、1年を通して快適な温湿度環境を実現。
④ 職人技が活きる工法
在来工法は大工の技量が仕上がりに直結するため、熟練した職人の技が活きる構造です。
野口住建では、自社大工と設計士が一体となり、地域の気候や地盤特性に合わせた“手刻みの家づくり”を行っています。
4. 在来工法のデメリットと対策
① 工期が長くなりやすい
現場での手作業が多いため、天候の影響を受けやすい側面があります。
野口住建では、事前に工程を細かく管理し、プレカット技術と手加工を組み合わせて工期の安定化と精度向上を両立しています。
② 職人の技量に左右される
経験の浅い施工者では精度にムラが出る場合も。
野口住建では、一級建築士が構造設計から現場監理まで担当し、品質の均一化を実現しています。
③ 気密・断熱性能が低いと感じるケースも
一般的な在来工法では、隙間が生じやすく気密性に不安が残ることがあります。
しかし、野口住建では標準で高断熱・高気密仕様を採用し、C値・UA値のバランスを最適化。快適さと省エネ性を兼ね備えた家づくりを行っています。
5. 浴室など水まわり空間の注意点
在来工法の住宅では、湿気が多い浴室や洗面所などの「水まわり部分」が弱点とされてきました。
しかし現在では、ユニットバスの採用や防湿・防水施工の向上により、そのリスクは大幅に軽減されています。
野口住建では、浴室の壁や床の断熱・気密処理を徹底し、結露・カビ・漏水を防ぐ高耐久設計を実施。
また、24時間換気や断熱材の配置にも工夫を凝らし、湿気が構造材に影響しにくい施工を標準化しています。
6. 在来工法の寿命|長持ちさせるためのポイント
在来工法の住宅は、適切な設計とメンテナンスにより60年以上の耐用年数を実現可能です。
実際、築100年を超える在来工法の古民家も存在し、その耐久性は証明されています。
長寿命化のポイントは、以下の3つです。
- 定期的な点検・メンテナンス
- 防蟻処理や通気層の確保
- 防水・断熱性能の維持管理
野口住建では、地盤調査から構造計算、通気・換気計画まで一貫して行い、**「長く快適に住める家」**を実現しています。
7. 一級建築士が設計する「野口住建の在来工法住宅」
野口住建の家づくりは、一級建築士が全棟の設計・監理を担当します。
構造強度と断熱性能を両立させながら、デザイン性の高い住まいを提案。
標準仕様で「高断熱・高気密×耐震等級3相当」を実現し、福岡の気候・地盤に最適化された在来工法住宅を提供しています。
また、平屋やスキップフロア、ガレージ付き住宅など、暮らしに寄り添う自由設計が可能です。
地域密着の工務店として、地鎮祭から引き渡し後のアフターサポートまで一貫対応し、長期にわたって安心の暮らしを支えています。
8. まとめ:在来工法の自由度を活かして“自分らしい家”を
在来工法は、ツーバイフォーよりも設計自由度が高く、将来的なリフォームにも柔軟に対応できる建築方法です。
職人の技術力と設計士の知見が活かされる工法であり、性能次第ではデメリットを完全に克服できます。
【野口住建】の家は、伝統の在来工法に現代の性能技術を掛け合わせ、
「高気密・高断熱×耐震等級3相当×自由設計」という理想を実現。
長く安心して暮らせる“自分らしい家”を求める方にこそ、最適な選択肢といえるでしょう。




