水回りを二階に設置することは、建物の設計において重要な決定事項です。
この決定は、建物の使用性やコスト、メンテナンスなどに大きな影響を与えます。
本稿では、水回りを二階に設置するデメリット・メリットをご紹介します。
水回りの位置に悩んでいる方はぜひご覧ください。
□水回りを二階に設置するデメリットとは?
1.水漏れが心配
二階に水回りを設置すると、水漏れが起きた時、被害が大きくなってしまいますよね。
一階の天井に点検工が設けられているため、定期的にチェックしていると水漏れを早めに対処できます。
また、一階の天井にシミがないか気にしておくと良いでしょう。
2.水の音が気になる
そこまで大きな音ではありませんが、一階にいると二階で水を使っている音が聞こえてきます。
水回りの下をキッチンにすると気になりませんね。
3.キッチンと離れている
料理をしながら洗濯をする習慣がある方はやりづらく感じるでしょう。
また、小さいお子様がいらっしゃると、1日に何回も手を洗ったり、着替えをしたりする時期があります。
二階に水回りを設置する際は、手洗い場だけは一階に設けるか、二階に子供用の収納スペースを設けるなどしましょう。
□水回りを二階に設置するメリットとは?
1.一階が広く使える
水回り用に間取りを省かなくてよいので、一階が広々と使えます。
リビングに、リモートワーク用デスクや学習用デスクを置くスペースが確保できます。
パントリーやシューズクローク等も検討でき、生活感を隠せます。
2.洗濯動線がスムーズになる
ベランダで干す場合、洗う、干す、取り込む、畳む、しまうがワンフロアで完結するようになります。
水に濡れて重くなった衣服をわざわざ二階に持って上がる手間がなくなります。
3.プライベート空間を分けられる
来客を気にせず入浴できたり、洗濯物がお客様の目に触れることを避けたりできます。
4.お風呂や洗面の窓が開けられる
一階よりも二階の方が光が入りやすいです。
そのため、明るく気持ちの良い水回りを作ることが可能です。
□まとめ
二階に水回りを設置するデメリットは、水漏れの被害が大きくなったり、音が気になったり、動線が悪くなってしまったりすることにあります。
一方、メリットは、洗濯動線がスムーズになったり、プライベート空間を分けられたりすることにあります。
水回りは一階、二階どちらが良いのかこれらを吟味して決めましょう。
家づくりについてその他にも知りたいことがあればお気軽にお問い合わせください。