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結露しにくい家をつくる!結露の原因と対策をご紹介します!

冬の朝、窓ガラスに現れる結露。
それはただの風景ではなく、住環境を快適に維持するために見逃せないサインです。
この記事では、結露がどのようにして発生するのか、原因と効果的な対策方法について解説していきます。

□結露の原因とは?なぜ窓が濡れる?

結露は、その発生原理を科学的に理解することが重要です。

*結露のメカニズム

結露は特定の条件下でのみ発生します。
室内の温度や湿度、外気との関係が一定のバランスを超えたとき、結露は避けられなくなります。
多くの人は「温度差が原因」と誤解していますが、実はこれは一面的な理解に過ぎません。
結露の根本的な要因は「露点」、つまり空気がこれ以上水分を保持できないという特定の温度に達したかどうかにあります。

一般に温度差だけでは結露は発生しません。
室内の温度が高くても、空気の湿度が露点に達すれば結露は避けられないのです。
逆に、温度差が大きくても、露点に達していなければ結露は起こりません。

結露の原因となる要素を正しく理解することが、対策への第一歩です。

*結露の原因!露点をチェック!

露点はその日の温度と湿度によって変わるため、日々の天候や室内の状況を把握することが重要です。
例えば、室内の温度が23℃、湿度が50%の場合、露点は12℃に設定されます。

この状況で、窓ガラスの表面温度が12℃以下になれば、結露が生じるわけです。
日々の気温や湿度の変動を意識し、室内環境を管理することで、結露の予防が可能になるのです。

□結露しにくい家を作る!鍵を握るのは気密性?

結露を抑えるためには、家の断熱性能や気密性の向上が欠かせません。

*高気密住宅の重要性

断熱性能の向上と並行して、気密性の高い住宅が結露対策には欠かせません。
温度差がある環境下でも、家全体の隙間を最小限に抑えることで、結露のリスクを大幅に減らせます。
特に、窓やドアの合わせ目、壁と床の接合部などの目立たない部分における細かな気密性が、結露予防において大きな効果を発揮します。

高い気密性を実現するためには、専門家による緻密で丁寧な施工が必要です。
隙間をできる限り作らないこと、そして、見落とされがちな小さな隙間も徹底的にチェックし、しっかりと埋めることが、結露を防ぐ上での重要なポイントです。

経験と知識を兼ね備えた当社のような会社による施工は、高気密住宅を実現するための決定的な要素といえます。

*気密性に役立つ?換気システムの役割

高気密住宅を目指す場合、24時間稼働する換気システムの設置もおすすめです。
気密性が高くなると、室内の空気が外に逃げにくくなり、湿気やCO2が室内に滞留しやすくなります。
このような状況を避けるためにも、効果的な換気システムの設置が重要です。
結露を防ぐだけでなく、シックハウス症候群への対策としても換気は重要な役割を担います。
また、外気温の影響を受けにくい熱交換式の換気システムを採用することで、年中快適な室内環境を維持できるというメリットもあります。
このような換気システムについては、施工会社に相談して、自宅に最適なシステムを選ぶことが大切です。

□日常生活でできる結露対策

気密性の向上や換気システムの導入は、考える時間も導入する時間もかかるものです。
そこで、日常生活でできる結露対策を行って応急処置をすることをおすすめします。

実は、日々の生活習慣によっても、結露を大幅に軽減できます。
では、結露対策の3つの方法を見ていきましょう。

1:暖房器具の選び方と使用方法

家庭で使用する暖房器具によっても、結露の発生は左右されます。
特に灯油ストーブのように燃焼によって水蒸気を発生させるタイプは、結露を促進する可能性があります。

暖房器具を使用する際には、窓の近くにサーキュレーターや扇風機を置き、空気の循環を促すことで湿気が部屋に滞留するのを防ぐ工夫が必要です。
また、暖房器具を選ぶ際には、水蒸気を少なく発生させるタイプを選ぶことも、結露対策の1つといえます。

2:効果的な換気

日々の換気は結露を防ぐために欠かせません。
特に水蒸気が多く発生する料理の後やお風呂上がりには、換気を徹底することが大切です。
住宅に24時間換気システムが装備されている場合でも、冬場などで寒いときにシステムを停止するのではなく、常に稼働させることが重要です。
また、浴室の湿気がそのまま室内に拡散しないように、浴室の扉は開けっ放しにせず、換気扇を利用するなどの工夫を行いましょう。
普段からこうした小さな習慣を心がけることが、結露の予防に繋がります。

3:結露対策グッズの活用

市販されている結露対策グッズも、短期的ではありますが、解決策として役立ちます。
例えば、窓ガラスに貼る断熱シート、水滴を吸収するテープ、除湿剤など、さまざまな製品があります。
これらを活用することで一時的に結露を軽減することが可能です。

しかし、これらのグッズはあくまで一時的な対策であり、結露の根本的な解決には至りません。
結露を本質的に防ぐためには、住宅の断熱性能の向上や、換気システムの適切な管理が必要です。
長期的な視点で家の構造自体の見直しを行い、快適な室内環境を維持できるようにしましょう。

□まとめ

家の結露を防ぐためには、家そのものの気密性を高めることが必須であり、これには専門知識を持った会社による精密な施工と、適切な換気システムの設置が欠かせません。
加えて、日常生活での暖房器具の適切な選択と使用方法、定期的かつ効果的な換気、結露対策グッズの活用など、生活の中でも注意を払うことが、結露を抑えるためには必要です。
これらの対策を踏まえて、健康的で心地良い住空間を目指しましょう。

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