• パンフレット請求
  • 家づくり勉強会

二階建てで屋根にお困りの方へ!片流れ屋根はいかがですか?

片流れ屋根とは、一方向に傾斜した屋根です。
その独特な形状は、シンプルでモダンな印象を与え、近年人気を高めつつあります。
この記事では、片流れ屋根を採用した二階建ての建築について、片流れ屋根の特徴、採用する際の注意点についてご紹介します。
どの屋根の形状にしようか悩んでいる方はぜひご覧ください。

□片流れ屋根の特徴とは?

一方向に傾斜した片流れ屋根。
スタイリッシュな印象を与えられると人気の屋根タイプですが、どんな特徴があるのでしょうか。
以下で見ていきましょう。

*メリット

1.大きな太陽光パネルを搭載できる

通常の屋根は2方向に伸びており、その面ごとにしか太陽光パネルを搭載できません。
しかし、片流れ屋根であれば他の屋根よりも設置できるパネルの面が広く、発電量が多いです。
もし、太陽光パネルを搭載する場合は屋根を南側に傾斜させるようにしましょう。

2.初期費用が安価

片流れ屋根は一方向に流れるシンプルな形状であるため、他の屋根よりも材料や工事費用が抑えられます。
他にこだわりたい箇所がある方は、片流れ屋根にして予算に余裕を持たせてみてはいかがでしょうか。

3.屋根裏に大きな空間を確保できる

片流れ屋根は屋根と天井の間に大きな空間が設けられるため、小屋根裏スペースとして活用可能です。
屋根裏を収納空間として活用することで十分な居住スペースを確保しましょう。

*デメリット

片流れ屋根は雨水が分散せずそのまま下に流れるため、屋根だけでなく雨を受ける雨樋や外壁に直接雨水が当たってしまいます。
そのため、他の屋根よりも劣化しやすく、メンテナンス頻度が高くなってしまいます。

また、他の屋根よりも屋根裏の空気が循環しづらく、湿気がこもりやすいことにも注意が必要です。
片流れ屋根を採用する場合は換気面に注意して設計しましょう。

□片流れ屋根がおしゃれな理由とは?

最近、片流れ屋根はその「おしゃれさ」から新築でよく採用されています。
そんな片流れ屋根のおしゃれさの理由を以下でご紹介します。

1.デザイン被りが少ない

切妻、寄棟、入母屋など古くからある屋根と見た目が異なることから、住宅密集地でもデザインが被ることが少ないです。
また、流行りのモダンテイストと相性が良く、シンプルでシャープなデザインにしたい方にもってこいの屋根になります。
他の人と被りたくない、モダンな家にしたい方は片流れ屋根にしてみてはいかがでしょうか。

2.天井を高くしやすい

片流れ屋根にすると、水上側が高くできます。
水下側から水上側へ勾配天井とすることで室内の開放感を演出できます。
都市部などあまり広さを確保できない地域におすすめです。

3.斜線制限を回避しやすい

都市部で住宅を建てる時、日照の問題で北側斜線制限がかかる場合があります。
斜線制限のせいで屋根のデザインに制限がかかるため、理想の家を作る障害となることも考えられます。

その点、片流れ屋根は斜線制限を回避しやすく、おしゃれな家を建てるのに向いています。

□片流れ屋根にする注意点とは?

片流れ屋根には雨水により劣化しやすい、日射熱を受けやすいなどの弱点があります。
しかし、これらの弱点は全て対策可能です。
以下で弱点ごとの対策を見ていきましょう。

1.雨じまいをしっかりと施工する

先ほどご紹介した通り、片流れ屋根は他の屋根に比べて劣化しやすく、雨漏りリスクが高くなります。
そのため、対策として軒の出を増やしたり、屋根表面を防水したり、軒と野地板・外壁の取り合い部分の雨じまいを工夫したりなど雨水への対応が必要です。

2.南下がりを検討する

片流れであれば太陽光パネルの発電効率が良くなるわけではありません。
太陽光パネルを搭載するのであれば屋根に多く太陽光を集められるように、南下がりの屋根にすることをおすすめします。

3.窓の日射遮蔽を行う

片流れの屋根は南面が熱くなりやすいです。
特に北下がりの屋根の場合、南側の窓から入る日射熱で家の内部が熱くなりやすいです。
そのため、南側の窓には窓の上に庇をしっかり出したり、隠ぺい型の窓を採用したり、日射遮蔽の工夫を行いましょう。

4.建築コストが上がるケースもある

メリットとして屋根の初期費用が安価であることを挙げましたが、全体的な建築コストを考えると、片流れ屋根は外壁面積が増えるため寄棟屋根よりも高くなってしまうことがあります。
コストダウンを重視するのであれば建物の高さを低くし、外壁を減らすようにしましょう。
また、開放感が感じられる勾配天井と組み合わせると建物の高さを低くしたとしても十分な部屋の広さを確保できます。

□まとめ

片流れ屋根は太陽光パネルを搭載しやすい、初期費用が安価、屋根裏を確保できるメリットがある他、劣化しやすいという弱点もあります。
しかし、その弱点は雨水への対策を施せば克服できます。
当社ではフルオーダーで作る注文住宅を手がけています。
屋根の形から間取り、設備までお客様の理想に寄り添った家づくりを実現します。
家づくりを検討している方はぜひ当社にお任せください。

関連記事

ページ上部へ